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ドイツ留学体験記

R. Y.(総合政策学部3年:ベルリン自由大学留学中)

(写真は国会議事堂 Reichstag Berlin)


 私は大学で履修していたドイツ語の上達、ドイツの移民・環境政策の学習、海外で長期滞在をするの3つの目的を持って、ドイツで長期留学をすること決めました。

 特に、ベルリンでの滞在を選んだ理由はベルリンが国際都市であり、多国籍な環境に身を置けると思ったからです。また自身の目的である移民政策の学習に沿った特徴を持っていると考えました。また、ベルリン自由大学はラテンアメリカ研究所、北アメリカ研究所など学ぶ環境が自分に適していると考えました。


 大学では、移民、環境関連の授業を中心に所属学部と留学生用の授業を履修しました。ドイツ語での講義では専門用語がわからないことが毎日のようにあったので、何を理解したのかを復習することは欠かせませんでした。しかし、学期の最後には授業の内容も大体わかるようにない、自分の成長を少しずつですが感じております。

 留学生用の授業であった英語のセミナーは学生主体の形がとられていました。ドイツの統合政策に関して、教授によっていくつか質問を投げかけられ、それに対して何を考えるか、自国の政策や特徴と比較して何が異なるかなど討論されました。この討論で、自分にもなかった考え方などが学べたことはとても興味深かったです。

 大学で提供されているドイツ語の語学コースでは語学を学ぶだけでなく、ベルリンの歴史やドイツ社会を学ぶ機会を多く設けられ、文法を学ぶだけでなく、ドイツ語を使ってドイツについて知る授業はとても充実していたと考えます。また、他の留学生が積極的にドイツ語で発言すること、間違えを恐れないことは自分の言語学習への良い刺激になっています。(写真はベルリン国際映画祭の様子)


 ベルリンでの生活は踏んだり蹴ったりな場面もありますが、楽しく過ごしています。冬は日本より寒く、16時前には暗くなっていました。4月現在は、20時でもまだ少し明るく、桜が咲き始めています。しかし、4月でも気温が氷点下になったときは、「春とは?」との疑問をさすがに持ってしまいました。

 半年と少しの留学生活を通して、多くの新しい出会い、経験があり、新しい価値観を学ぶことができています。別の言語を使って、新たな人間関係を築いていくことは、時に難しく感じることもありましたが、とても良い経験となっており、楽しんでいます。

 残りの留学生活も何が起こるかわからないですが、大切に過ごしていきたいです。

 留学する前、留学中色々と悩みや大変な事もあると思いますが、それを経験し成長の糧にできるのは、やはり留学を決めた自分がいるからだと思います。挑戦し、まったく知らない環境に飛び込むにはとても良い環境があると思うので、学生生活で経験したいことの1つになればと思います。(写真は寮の近くにある湖 Schlachtenseeの冬の風景)

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