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フランス研修旅行報告(1)

  • Writer: yoko0670
    yoko0670
  • Apr 2
  • 5 min read

2025年3月に実施された外国語研修(フランス・ボルドー)の活動報告書から


(学生Xさん)


語学学校での学習

授業は週4日ほど行われ、内容は主に簡単な文法や単語の確認、先生方とのコミュニケーションである。


入校当初は、質問をしようにも言葉が出てこない、分からない言葉を単語帳で調べている間に理解が追い付かなくなる、といった状態がしばらく続いた。そこで自分から先生へ質問するようにした。あまりにも拙く、伝わりづらい発音でも、先生方が真剣に向き合ってくださったおかげで授業への不安はなくなった。


授業で扱われた文法は、冠詞、時制、時刻表現など基礎的なものが多かったが、大学での授業の復習にもなり、より基礎が固まったように感じる。また、授業を受けていると抜け落ちていた単語を再確認することもできた。


そして、一番楽しかったのは授業後のお昼休憩だ。現地の料理を楽しむだけでなく、習ったフランス語を実践する場であった。レストランでの注文を習った日は、早速レストランへ行き、言葉を思い出しながら注文をした。店員さんの発音やなまり、スピード感は授業と異なり、聞き取ることさえ困難だったが、会計を終え外を出た時の達成感はとても。クラスメイトの中には、一人でカフェ活をすることで自信をつけたという人もいて、皆それぞれのやり方で学びを実践に移していた。この積極的に学べる環境は私たちに成長を促してくれた。


フィールドワーク

授業後ボルドー内を散策する機会があった。初めてのフィールドワークは「petit train」という乗り物に乗り市内の雰囲気を感じた。日本とは違う家の作りや噴水に施された細かい彫刻装飾が印象的だった。後日、街を歩きながら先生方にフランス語で建物の歴史や建築当時の状況を説明していただいた。全てを正確に聞き取ることは難しかったが、なぜこの建物に彫刻が施されたか、ボルドーで有名な水鏡には、建築家のどのような意図が組み込まれているのか、その説明一つ一つが新鮮で印象的だった。


個人的に印象的だったのは、アキテーヌ博物館だ。ボルドー市内の現在に至るまでの軌跡を見ることができた。展示品の横に書かれた文章を丁寧に読み解き、発掘された陶器や当時の人々が生活に用いたものから、当時の情景を想像する時間は貴重なものだった。上階にあがると黒人奴隷の歴史が描かれていた。日本から史実として知るものと、当事者国から語られる歴史はまるで違い、改めてその重みを感じた。


パリの二日間はとても刺激的だった。美術館で絵画・彫刻に触れ、写真で見たものを目の前にした時はただ感動した。今まで知らなかった絵画に使われた技法の歴史や発見された場所、状態を知ることができた。そしてなんとなく知っていたものが、確実に目で見て、学び取ったものに変わったとき初めて楽しいと感じた。



ホストファミリー、現地学生との交流

ホストファミリーのお二人には楽しい時間をいただいた。しかし私自身が失敗することも多かった。初めてお会いした時、話を何も聞き取れずに黙り込んだり、おうちの警報器を鳴らしてしまったりと失敗が続いた。しかし、その度にホストファミリーの暖かさを感じた。言葉が伝わっていない時は、察してジェスチャーを使ったり、ゆっくり言い直してくださり、家のルールを知らず間違えてしまったときは、優しくわかるまで説明してくださった。この暖かい空間のおかげで二週間のびのびとフランス語を学ぶことができたと思う。


夕食時のホストファミリーとの交流が最も楽しかった。お会いする前からメールでのやり取りで何を食べたいか聞いてくださり、私たちのことを聞いてくださったおかげで、会話が弾み、素敵なフランス料理を食べることができた。そして毎晩夕食に何が出るか、習った言葉をきちんと使えるか楽しみになっていった。会話だけでなく、目で見て学ぶことも多く、慣れないフォークとナイフを試行錯誤して使いながら食べる時間もまた楽しかった。私がカヌレが好きだと知ると「Mademoiselle canele」というあだ名をつけて笑わせてくれたり、一緒にカードゲームをしたり距離の近さがとても嬉しかった。


何気ないホストファミリーからの「Bonne journee」という挨拶に暖かさを感じ、帰ってから何気ないことで談笑する時間はかけがえないものだった。


現地の学生さん達との交流も印象深い。はじめてお会いした時は、自分が何を話しているかわからないほど緊張していて、年齢や好きな○○など基本的なことしか聞くことができなかった。けれど、二回目は自分から話しかけに行き、わからない単語はジェスチャーや表情でカバーするよう心がけると、向こうも応じてくれた。相手の表情を見て、自分の言葉が伝わったと分かった瞬間はとても嬉しかった。そして思いがけないことに、アルカッションとサンテミリオン観光を一緒にまわれることになった。外で自然体に会話できる環境はとても新鮮で、周りに感化され自分も話すようになっているのを感じた。気づけば、共通のアニメの話で盛り上がったり、冗談を言って笑えるようになっていたことが嬉しかった。互いに習った言葉を試してみて、教えて教わる対話はとても有意義なものであり、相手と同じ言語で会話できる楽しさを知れた交流だった。



 
 
 

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