(学生:柳田嘉隆)
語学学校
アムステルダムを経由して人生で初めてのドイツに到着したすぐ翌日から語学学校にて授業が始まった。時間帯は朝の9時から約25分の休憩を挟んで午後1時までという少し長めの授業時間だった。これは後で知ったことだが、ドイツの大学は基本的に一コマ二時間なのでそれに沿っていたのだとすれば納得がいく。
肝心の授業内容であるが、個人的にはすごく質が高かったのではないのかと思っている。というのも二週間ドイツ語に囲まれて生活したわけだが、語学学校で授業してくれた先生たちは専門の資格を有しているだけあって特にわかりやすかった。もちろん全ての説明はドイツ語で行われわからない点があって質問してもドイツ語で返ってくるが、文章をワンテンポ落としてゆっくり話してくれるばかりではなく、単語の言い換え、それでも通じないときはジェスチャーを織り交ぜることで完全に理解するまで説明してくださった。
アーヘンの大聖堂
近場でありながらも有名な観光地の一つに数えられるアーヘンに行った。アーヘン最大の特徴は何と言ってもアーヘン大聖堂である。ケルン大聖堂とは同じ世界遺産という共通点があるものの、全くと言っていいほどカテゴリーは違った。アーヘン大聖堂はケルン大聖堂に比べたらやはり大きさや迫力といった面では劣ってしまうところもあるかもしれないが、アーヘン大聖堂の最大の特徴は何と言っても内部の荘厳さだと感じた。入って初めてわかったが、内部は装飾の一つ一つがきらびやかであり豪華で、だがしかし装飾の全てに上品な雰囲気があるといった日本に住んでいてはまず見ることのでいない貴重な境界であるということが素人の自分にも一目で感じられるほどの雰囲気を醸成していた。また、街並みも中世ヨーロッパで時が止まっているかのようなほど美しく、自分の中ではお気に入りの街になった。
また、ある日にはツォンスというライン河添いにある街へ電車で移動した。街全体が観光地化していて、基本的に町の住民以外の車の通り抜けを禁じているなど徹底していた。その中でも一際目立つ風車の中に入ることができたため実際に入ってみた。現代のようなシンプルで白く高い建物ではなく、木製の重厚感のある建築物であった。中も昔実際に使われていた用具や機械などがそのままの形で保存されていた。
アムステルダム
週末は自由行動の日であったため先生を除くみんなでオランダのアムステルダムにバスで向かったが、着くまではトラブルの連続であった。ドイツといえばイメージとして日本と同じくらい時間に厳しいというのが有名であるが早速そのイメージは破られた。というのも時間通りに電車が来ないため、電車を待っていたらいきなり来るはずの電車が運休になったからである。加えて肝心のバスもかなり遅刻して到着したのでアムステルダムの滞在時間が1時間近く短くなってしまったという不運な出来事もあった。しかし結果的には大きな事故も起こらず全員無事にアムステルダムを堪能し、無事にデュッセルドルフに帰ってくることができたのでよかった。なお、アムステルダムではRijksmuseumという有名な博物館に行って中を散策したのちは自由行動として動いた。自分は買い物をしながら川沿いでアイスを食べながら散歩した。
ふたたびケルン
約二週間ほとんど休みなく一日4時間ドイツ語を学ぶのはもちろん楽しかったが大変でもあった。午後もこの日は自由時間だったためケルン大聖堂に再び向かうことにした。というのも前回行った時は昼間の姿しか見ることができなかったが、実は夜のケルン大聖堂はとても華麗という話を小耳に挟んだからである。実際に夜のケルン大聖堂はライトアップされていてとても綺麗で、行ってよかったと心の底から思えた。
帰国の日には最後にホストファミリーと最後の朝食をとってなんとたくさんのお土産をもらい、挨拶をして空港に向かった。帰りも行きと同じくアムステルダム経由で、何事もなく無事に日本時間の早朝9時ごろに無事に成田空港に到着した。
今回のドイツ研修旅行は二週間ドイツ語に囲まれて生活したため自分の中では良い経験となった。今後ともドイツ語学習に力を入れていこうと思う。
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