top of page
097D0240-8047-4EE4-9CE1-9B5A1C94BA72_1_105_c.jpeg

 Guidance    

1・2年次外国語授業
ドイツ語・フランス語(1a, 1b, 1c, 2a, 2b)
1年次(初級)および2年次(中級)のドイツ語・フランス語授業を通じて、総合政策学部の学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げられる「高いレベルの外国語運用能力」と「多様な異文化を理解・受容できる包容力」の土台となる語学力の習得を目指します。具体的に言えば、3年次以降の応用科目(ゼミなど)において、学生が自分の研究テーマを進める上で必要となるドイツ語・フランス語の文章(新聞・雑誌・論文などの記事)を自分で辞書を使いながら読める程度の読み書き能力、そしてドイツ・フランスの大学への留学やフィールドワークで必要となる最低限のコミュニケーション能力です。
 そのために、1年次のドイツ語・フランス語授業では日常レベルのドイツ語能力(ドイツ語・フランス語検定4級・3級程度)の習得を、2年次ではさらにアカデミック・レベルのドイツ語能力(ドイツ語検定3級・2級・フランス語検定3級・準2級程度)の習得を目指します。
授業の構成
年次ドイツ語は、基礎文法(週1回)、問題演習・検定対策(週1回)、会話コミュニケーション(週1回)の合計週3回、2年次ドイツ語は、中級文法・読解(週1回)と会話コミュニケーション(週1回)の合計週2回の授業となります。
 1年次フランス語は、基礎文法(週2回)と会話コミュニケーション(週1回)の合計週3回、2年次フランス語は、中級文法・作文(+読解)(週1回)と会話コミュニケーション(週1回)の合計週2回の授業となります。
 ドイツ語もフランス語も例年1クラスが10人〜15人程度(最大で20人)の少人数クラスで、一方的に教員が説明するだけでなく、学生が簡単な問題や課題をこなしたり、ペアワーク・グループワークに取り組んだりと、双方向の授業を目指しています。また、会話コミュニケーション授業はネイティヴ教員によって行われます。
オリエンテーション授業(フランス語)
3・4年次外国語授業(GATEプログラム)
Seminar(ドイツ語Ⅰ・Ⅱ)(3年次以上配当:亀ヶ谷昌秀)前期・後期木曜3限
授業は「語彙練習」、「読解タイプA」(1000語程度の語彙で書かれた文章を辞書を用いずに大意を理解する)、「読解タイプB」(2000語程度で書かれた文章を辞書を用いずに大意を理解する)、「読解タイプC」(辞書を用いて精読する)からなります。これらを履修者の学習レベルに応じて「講読タイプ」として選出し、毎回の授業で扱います。これに加え「ドイツ語検定」等に出題された中・上級ドイツ語文法に関しても問題練習を行います。また、実際の試験問題(筆記・聞き取り)にあたり、その解答への道筋も示して行きます。
Seminar(ドイツ語Ⅲ・Ⅳ)(3年次以上配当:万田博文)前期・後期火曜4限
1・2年次に習った文法知識を復習しながら、ドイツ語検定3級レベルの文法問題と読解問題に取り組みます。1年間でドイツ語検定3級レベルのドイツ語能力(語彙・文法・読解)を確実に身につけることを目指します。さらにドイツ語検定2級レベルまで目指したい学生はSeminar(ドイツ語Ⅰ&Ⅱ)を並行して履修することをお勧めします。
Seminar(ドイツ語Ⅴ・Ⅵ)(4年次配当:ヤンボール アダム)前期・後期木曜4限
SeminarⅤ・Ⅵでは、上級レベルのドイツ語を学びます。授業はドイツ語ネイティヴの教員が担当し、ドイツ語学習者向けの雑誌Deutsch Perfektの記事を教材として使用します。記事を訳読し、文法事項を確認・練習し、さらに記事の内容についてドイツ語で議論することで、ドイツ語の四技能(読む・書く・聞く・話す)の向上を目指します。
Seminar(フランス語Ⅰ・Ⅱ)(3年次配当科目:バッカロ ソフィー)
フランス語コミュニケーションの教科書『Amical 2』を使用して、1・2年次の文法を復習しながら、さまざまなシチュエーションにおけるフランス語の表現と語彙を学びます。少人数クラスでグループワークやプロジェクトワークなどを通じて、楽しく中級フランス語の四技能(読む・書く・話す・聞く)を身につけていきます。また希望者がいる場合には、仏検・DELFなどの検定対策(リスニングや2次面接)も実施します。フランス留学を希望する学生にも個別に対応します。
Intensive Reading(フランス語Ⅲ・Ⅳ)(3年次配当科目:小野ゆり子)
1・2年生で学んだフランス語文法を活かして、フランスの文化・社会について書かれた比較的平易なフランス語の文章を講読します。その過程で、新たな文法事項や表現を学びます。なおこの授業は、4年次配当のフランス語V・Ⅵと共同で行います。
Intensive Reading(フランス語Ⅴ・Ⅵ)(4年次配当科目:小野ゆり子)
1・2年生で学んだフランス語文法を活かして、フランスの文化・社会について書かれた比較的平易なフランス語の文章を講読します。その過程で、新たな文法事項や表現を学びます。なおこの授業は、3年次配当のフランス語Ⅲ・Ⅳと共同で行います。
講義科目(ドイツ・フランス関連科目)
国際法(基礎)(2年次以上配当:庄司克宏)前期木曜4限
人・物・サービス・資本やインターネット情報の国境を越えた移動の容易化・大量化・迅速化により経済のグローバル化という現象が進行している。個人の生活は、国内社会にとどまらず、国際社会から切り離して考えることがもはやできなくなっている。他方、貿易や金融の自由化に伴う危機、移民・難民問題、国際テロリズム、感染症の世界的大流行などの国境を越えた諸問題が数多く存在し、1つの国が単独で解決することが困難になっている。このような国際社会のグローバル化という時代に生きるわたしたちに対して、国際法がどのような影響を及ぼしているのかを理解して、一人一人がどう生きるべきかを考える。
EU法Ⅰ(ヨーロッパ統合と法Ⅰ)(2年次以上配当:庄司克宏)前期木曜2限
授業ではEU法の基礎的事項を全体的に説明した後、「EU憲法」として統治機構、国内法との関係、基本的人権の保護を中心に扱う。具体的には、次のとおりである。
(ア)EU基本条約(EU条約・EU機能条約)およびEU法制度とその発展について概観する。
(イ)EU諸機関、EU権限、EU法の法源、立法制度、行政制度および司法制度について詳述する。
(ウ)EU法が国内法といかなる関係にあるのかをEU法の直接効果、国内法に対する優越性、基本権保護およびEU法上の権利の国内的救済という視点から解説する。
EU法Ⅱ(ヨーロッパ統合と法Ⅱ:EU法と政策)(2年次以上配当:庄司克宏)後期木曜2限
 日本と欧州連合(EU)は、日EU経済連携協定を締結することにより、法的側面でますます緊密化しています。あなたはトランスナショナルな法空間としてのEU法についてどれくらい知っていますか。
 本科目では具体的内容として、EU組織法の基礎的事項を再確認した後、EU法の基盤である単一市場法(物・人・サービス・資本の自由移動,競争法)を中心に法政策実務へとつながる講義と事例紹介を行います。
国際機構法/国際組織法(2年次以上配当:庄司克宏)後期金曜4限
国際法と国際組織、また、国際政治と国際組織の関係について説明した後、国際組織の政策・活動とそれに関わるルール(国際法)を、経済・通商・金融、公衆衛生、気候変動、テロ対策、安全保障、人権、難民問題、途上国支援などの問題領域ごとに検討し、国際社会における国際組織の役割と限界について考察する。
ヨーロッパ社会文化論A(2年次以上配当:原田明利砂)後期月曜4限
授業名は「ヨーロッパ社会文化論」ですが、本学部にはすでにイギリスとドイツの社会・文化に関する科目があるため、この授業ではフランスに特化した内容とします。
現代のヨーロッパ社会を理解するためには、その歴史的な成立過程を踏まえることが重要です。それと同時に、各国内の出来事を国際関係を踏まえて捉える視点も必要とされます。本授業では、同時代の国際関係の歴史的展開も踏まえながら、フランス社会や文化の特徴を学びます。適宜、日本を含めたアジア地域との相互影響、比較の視点も加えつつ、考えを深めます。授業の前半では、近代にいたるまでのフランス国内の出来事について、後半では現代のフランス社会が直面する課題をとりあげ、その歴史的背景とあわせ考察を進めていきます。授業は講義形式を基本とし、歴史史料もしくは風刺画、映像作品についてのディスカッションも行います。
グローバルヒストリー概論(2年次以上配当:原田明利砂)前期木曜3限
 本講義では、物事を捉える一つの手がかりとして歴史学に基づく見方、とりわけグローバルヒストリーの可能性を探ります。おもに近現代史の出来事や事例を取り上げながら、それらが世界的に広まったり、複数の地域間で影響し合ったりしていった過程について考察します。授業の形態としては、各回講義形式でグローバルヒストリーと関連の深いテーマを扱い、史料や画像、映像なども取り上げながら掘り下げていきます。前半と後半に各一回ディスカッションの時間を取り入れ、グローバルヒストリーの考え方やその応用について理解の深化をはかります。
ヨーロッパ社会文化論B(1年次以上配当:ヤンボール アダム)前期金曜2限
この講義は日本語で行われるため、ドイツ語履修者以外の履修も可能である。
ドイツと日本は敗戦の経験や戦後の経済発展など様々な分野で共通点があり、日本人から見ると「親しい国」と認識されている。ただし、社会の在り方や様々な政策(エネルギー、福祉、教育)においてはたいへん異なるところも多い。なぜドイツは日本と違う発展をしたか、そしてその発展の歴史的、社会的背景は何だったのかが、この講義の重要なテーマである。この講義で紹介する歴史的な共通点と相違点を通し、ドイツの現状を学び議論することで、日本についての理解も深まる。
特殊講義(フランス文化史Ⅰ・Ⅱ)(1年次以上配当:杉村裕史)前期・後期水4
この講義はオンライン(ライブ)となります。フランスの持つ魅力やフランスの抱える問題を、さまざまな視点から掘り起こしていく。地政学的特徴、共和国の成立、宗教と権力の関係性、移民問題、家族問題教育制度などに焦点を当てる。フランス文化の多様性を知ることで、「フランス的なこと」が何なのかを考える力をつける。
現代文芸論/ヨーロッパ文芸論(2年次以上配当:菊池慶子)前期・オンデマンド
アイルランド、イギリス、ドイツ、フランスの7人の作家を取り上げ、いわゆる狭義の「文学作品」ではなく、彼らの論考やエッセイ、講演、ルポルタージュを読んでいきます。また、テクストの読解を通じて「フェミニズム」「植民地と言語」「全体主義」「他者」「ジェノサイド」「動物倫理」といったテーマについて考えていきます。どれも20世紀に書かれたものですが、今の時代においてもなおアクチュアルな価値を持つと言えるでしょう。
文化記号論(3年次以上配当:近藤美紀)前期・オンデマンド
私たちは言葉すなわち言語記号を四六時中用いて大学生活、日常生活を営んでいますが、ごくありふれたものであるがゆえに、ふだんほとんど意識することはありません。この科目では、まずそもそも「言語」とは何かを問い、そしてこれまでの「言語」の問い方の歴史をたどります。特に20世紀後半に興隆した記号論あるいは構造主義の理論および方法論の基礎を学びます。さらに、それらの理論・方法論を応用した研究書や芸術作品を読解・鑑賞します。
近代アートと社会(2年次以上配当:安藤智子)前期・火曜3限
近代社会と芸術との関係性を軸として、19世紀フランス近代美術を考察対象の中心に据え、様々な観点から芸術を捉えることを試みます。授業では毎回、作品をスライド画像によって紹介しながら解説します。前期には、絵画の主題がどのように絵画で叙述されているかという美術の基本的な見方を確認します。このような見識のもとに、絵画の近代性の考察を進めます、その手順として各々の作品の様式的特徴に加えて、それが生み出された時代背景―政治体制、社会問題、国際関係、都市計画、美術行政、美術批評など―を重視する立場から芸術を論じていきますので、従来の美術史の概説とは少々異なります。
現代アートと社会(2年次以上配当:安藤智子)後期・火曜3限
19世紀末から20世紀にかけての西洋美術史から現代アートまでを、芸術と社会との関係性を中心に考察していきます。
授業では作品をスライド画像によって紹介しながら解説していきます。各々の作品の様式的特徴に加えて、それが生み出された時代の歴史的文脈―政治体制、社会問題、国際関係、都市計画、美術行政、美術批評、美術市場など―を重視する立場から芸術を論じていきますので、従来の美術史の概説とは少々異なります。
このような芸術と社会の考察において、それら芸術作品がどのように社会・個人に普及していくかという観点を導入し、画商や美術市場を通じて個人が作品を取得する過程や、社会の中での展覧会という機能にも注目します。
  そして後期授業の最後には、現代美術と私たちとの関わりまで皆さんと議論したいと思います。
入門・社会倫理学(1年次以上配当:横山陸)前期・オンデマンド
「倫理」と聞くと、古くさい「道徳」や「お説教」をイメージする人も多いかもしれませんが、倫理学はむしろそうした既成の「お説教」や「道徳常識」を批判的(=論理的に)に問い直していく学問です。講義では、障がい者差別、伝統文化、動物愛護、尊厳死・安楽死、中絶、女性差別、研究倫理、リサイクル、環境保護などの社会問題を取り上げながら、平等、自由、義務、権利、人格、尊厳、幸福、共感といった近代ヨーロッパに成立した倫理学の基本概念について学んでいきます。専門的な用語を使うならば、応用倫理の様々なテーマを取り上げながら、規範倫理の基本について学ぶ、ということになります。
入門・哲学/特殊講義(哲学)(1年次以上配当:横山陸)後期・オンデマンド
「私=自我」をテーマに、哲学の基本的な考え方を学んでいきます。誰でも一度は「私とは何なのか?」「私とは誰なのか?」と自問したことがあるでしょう。「私=自我」とは抽象的な存在ではなく、感情をもって、倫理的に、社会的に、そして政治的に他者たちと関わり合い、そのなかで「私」自身を理解するような存在です。講義では、ヨーロッパ近現代の哲学者たちの議論を紹介しながら、哲学とは決して独りよがりの思考ゲームではなく、(良くも悪くも)他者とともに、社会とともにあることを示せればと思います。
社会倫理学(2年次以上配当:横山陸)後期・オンデマンド
この講義では、社会倫理に関するさまざまな理論を学びます。講義の前半(第01〜09回)では、現代の政治、法、経済のシステムに大きな影響を与えた社会倫理の古典理論を学びます。講義の後半(第10〜14回)では、現代の社会倫理の諸理論を取り上げて、「貧困」「女性」「障がい」に関わる社会問題を考えます。
社会思想(2年次以上配当:横山陸)前期・オンデマンド
総総合政策学部で私たちは政策について学んでいます。政策とはより良い社会を目指すものですが、そもそも「社会」とは何でしょうか?この講義では「社会」に関する理論社会学の古典理論を紹介しながら、労働、自殺、犯罪、宗教、支配、個性、都市、自己と他者、システム、自由といったテーマから、「社会」とは何かを考えていきます。
特殊講義(ヨーロッパ思想)(2年次以上配当:横山陸)前期火曜5限
本年度はドイツの哲学者ハンナ・アーレント(1906-1975)の政治哲学をとりあげ、民主主義社会における「公共」の意味と意義について考えます。アーレントはユダヤ系の女性哲学者で、ナチズムに追われてアメリカに亡命した後、同地にとどまり『全体主義の起原』や『人間の条件』において独自の政治哲学を展開しました。講義ではアーレントの主著『人間の条件』を中心に彼女の政治哲学を概観すると同時に、同書を読むことによって、実際に「哲学書を読む」という体験を味わって欲しいと思います。
講義の前半(第01回〜第06回)は対面授業で、アーレントの批判対象であるマルクスの労働論とハイデガーの存在論を概説します。また、現代のシティズンシップ論やフェミニズム政治学と比較しつつ、『人間の条件』第1章と第2章を概説します。
講義の後半(第07回〜第13回)はオンライン授業(オンデマンド授業)で、『人間の条件』第3章〜第5章を、毎回少しずつ講読します。各章のポイントをテキストに即して解説していきます。履修者は、解説を参照しながら、実際に『人間の条件』第3章〜第5章を各自で読み、最終的に期末レポートを作成します。

教育|中央大学総合政策学部ドイツ語・フランス語研究室

〒192-0393

東京都八王子市東中野742-1

© 2023 by Key Lessons. Proudly created with Wix.com

bottom of page